今あるままできれいに

歯の再植と義歯の再利用

どうしても抜歯しなければ、痛みから逃げられない事があります。例えば、歯の根の中に、深く金属の差し歯が入っていて、その歯根の先端が、痛んでいる時です。差し歯の金属が、どうしても抜けなかったら、どうしましょう。抜歯をしないと、ずっと苦しみが続きます。

抜歯をするより他に、方法がありません。しかし抜歯をして、その歯を捨ててしまうのではなく、必要な処置をして、20分以内に、元に戻すのです。歯を守る歯根膜は、20分以内であれば、元に戻せば生き返るのです。

もちろん1回、抜歯をしているのですから、すぐに咬んだり、被せたりはできません。しかし、2ヶ月ぐらいたつと、元通りになりますし、抜歯後、再植した翌日には、痛みも楽になります。自分の歯が戻ってくるので、出血も少ないですし、何よりも、インプラントのような、非自己外来物が、埋め込まれるわけではありません。

歯のない部位や、骨が固まるまでの間は、今使っている義歯を、改造リフォームして維持しましょう。義歯は専用の粉と液を使って自由に改造したり、合わせたり、人工歯を増やしたりすることができます。金属のバネも見える所を白く塗れば目立たなくなります。